動的IPアドレスとは?
インターネット回線の種類やオプションを検討する際に、「動的IPアドレス」という言葉を目にすることがあります。
名前からして少し難しそうに感じるかもしれませんが、実は、多くの企業やご家庭で標準的に使われている仕組みです。
動的IPアドレスとは?
動的IPアドレスとは、インターネットに接続するたびに変わるIPアドレスのことです。
この仕組みは、多くのインターネット回線で標準的に採用されています。
例)
・今日オフィスでインターネットに接続すると「AというIPアドレス」が割り当てられ、
・翌日に再接続したときには「BというIPアドレス」に変わっている、というように、自動で割り振られる仕組みです。
・今日オフィスでインターネットに接続すると「AというIPアドレス」が割り当てられ、
・翌日に再接続したときには「BというIPアドレス」に変わっている、というように、自動で割り振られる仕組みです。
固定IPとの違いを簡単に比較
比較項目 | 動的IPアドレス | 固定IPアドレス |
---|---|---|
IPの変化 | 接続のたびに変わる可能性がある | 常に同じIPを使い続ける |
初期コスト・月額 | 基本料金に含まれる/コストが低い | オプション扱いで追加料金がかかる |
導入の手軽さ | 標準で付いてくるので簡単 | 別途申込や設定が必要 |
主な用途 | 一般的なインターネット利用(Web閲覧など) | リモートアクセス・サーバー運用など |
動的IPアドレスのメリット
追加費用なしで使える
ほとんどのインターネット回線では、動的IPが標準仕様のため、特別な費用や手続きが不要です。
管理の手間が少ない
IPアドレスは自動で割り当てられるため、ネットワークの設定や運用管理がシンプルです。
プライバシー面で安心
IPアドレスが定期的に変わるため、特定されにくくなるというプライバシー上のメリットもあります。
動的IPアドレスの注意点
外部からのアクセスが不向き
IPが変わるため、外出先から社内ネットワークへ接続したいといった「リモートアクセス用途」には不向きです。
サーバーやカメラの設置に制限あり
自宅やオフィスに設置したサーバーや監視カメラを外部に公開したい場合には、IPが変わると接続先がわからなくなります。
動的IPアドレスはこんな方におすすめ
・低コストでインターネットを利用したい個人事業主・法人
・Web閲覧やクラウドサービスを中心に利用する業務環境
・リモート接続やサーバー公開などの特別な用途がないケース