セカンダリDNSサービス

DNSサーバを安定稼働させ、ビジネスの停止を回避

権威DNSサーバは負荷分散、バックアップのため2つ以上用意することが推奨されています。しかし、その導入や運用管理にかかる手間は極力減らしたいもの。「セカンダリDNSサービス」は、お客さまが運用しているプライマリDNSに対するセカンダリDNSを、InfoSphereのDNSサーバにて提供する無料のオプションサービスです。異なるネットワークセグメントに配置することで、万一の障害の際にもサービス停止を回避することができます。もちろん、プライマリDNSも含めて提供することも可能です。プライマリDNSを含めたアウトソーシングは「DNSアウトソーシングサービス」をご覧ください。

サービスの内容

セカンダリDNS設定

プライマリDNSをお客さまでご用意になり、そのセカンダリをInfoSphereの権威DNSサーバに設定します。正引きゾーン(※1)、逆引きゾーン(※2)どちらでも承ります。 お客さまの権威DNSサーバ(プライマリ)に設定したゾーンをマスターとし、InfoSphereの権威DNSサーバ(セカンダリ)でコピーを保有する、スレーブ設定を行います。マスターからスレーブにゾーン情報をコピーすることをゾーン転送といいます。スレーブ設定後、マスターにおいて該当ゾーンの情報を変更した場合、スレーブからのゾーン転送要求により、変更後のデータを自動的に同期します。

逆引きDNSの権限委譲

InfoSphereより割り当てたIPアドレス帯の逆引きDNSの権限を、お客さまの指定する権威DNSサーバに委譲します。

IPアドレス情報(=逆引きゾーン(※2))を設定したお客さま権威DNSサーバをインターネット上に告知するために、InfoSphereの権威DNSサーバにその権威DNSサーバの名前を登録します。 InfoSphereのご契約により、登録されたIPアドレス帯のみ設定を行います。(1契約1設定)

※本オプションサービスについては、いずれもゾーン作成はお客さま作業となります。

設定に関するご注意

1.正引きゾーン(※1)DNSのセカンダリ設定

セカンダリ設定を行うInfoSphereのDNSは「ns2.sphere.ad.jp(202.239.113.26)」です。 対象はInfoSphereで割り当てたIPアドレス帯を使用して構築したプライマリDNSのみとします。

2.逆引きゾーン(※2)のセカンダリ設定

セカンダリ設定を行うInfoSphereのDNSは「ns2.sphere.ad.jp(202.239.113.26)」です。

3.レジストリ等への権限委譲登録

レジストリ等に対する権威DNSサーバの登録はこちらからご依頼できません。レジストリ等に対する権威DNSサーバの登録は、当該ドメイン名を管理するレジストラまたは指定事業者にご依頼ください。

4.ゾーン転送の取得エラー

当社「ns2.sphere.ad.jp」にてセカンダリDNSの設定を実施した場合でも、3ヶ月間ゾーンの取得ができなかったゾーン(正引き、逆引き) については、セカンダリDNSの設定が無効となり、ご案内なく設定が解除されます。セカンダリDNSの設定をご依頼した場合は、常に「ns2.sphere.ad.jp」へのゾーン転送ができる状態を維持していただくようご注意ください。また、プライマリの情報が変更になった場合は、改めてご依頼ください。

InfoSphereのサーバで設定を行わない項目

正引き(※1)DNSの権限委譲(delegation:デリゲーション)(※3)

上記項目につきましては、レジストリ等の権威DNSサーバにお客さまドメイン名を設定したDNS情報を登録する作業です。 InfoSphereのDNSへの登録はございませんので、別途当該ドメイン名を管理するレジストラ、指定事業者(ドメイン名登録・管理事業者)へご依頼ください。

当セカンダリDNSサービスをご利用にならなくなる場合、お客さまにて「ns2.sphere.ad.jp」への権限委譲の解除を行う必要があります。

当社のドメイン名登録・管理サービス「名づけてねっと」で管理しているドメイン名はこちらから依頼することが可能です。「名づけてねっと」で登録、事業者変更したドメイン名はすべてこちらからご依頼ください。

他のレジストラまたは指定事業者からNTTPCのドメイン名登録・管理サービス「名づけてねっと」へ管理業務を変更することができます。「レジストラ変更」、「指定事業者変更」はこちらから可能です。

利用料金

ご利用料金は無料となります。